【子育て中のパパ・ママ必見!】
インターナショナルスクールの先生が教える「これからの英語学習法」

英語を早くから学習する「メリット」

それでは、英語は早くから始めるのがよいのか？
早期教育で得られるメリットには次のようなものがあります。

英語耳が育ちやすい理由
最近の研究では、言語によって使っている周波数帯が異なり、日本語と英語の周波数は大きく異なることがわかっています。
生まれたばかりの赤ちゃんはどんな周波数でも聞き分けることができますが、大きくなるにつれて、普段耳にしている言語の周波数しか聞こえなくなってしまうため、小さなうちに「英語耳」を育てることが重要と言われています。

翻訳グセがつかない
日本語が完成してから英語を学ぶと、🍎→リンゴ→apple、とステップを踏んで理解をしてしまう、「翻訳グセ」。日本語を介してしか英語を理解できなくなるため、例え専門的な単語や文法を扱うことができる英語上級者でも、翻訳グセがあるとネイティヴ同士のような対等なコミュニケーションをとることは非常に難しくなります。
しかし、幼いうちから英語を学べば、母国語のように事前に🍎は「リンゴ」であり「apple」でもあると理解できるようになるので、翻訳グセのない英語を自然に身に付けることができるのです。

英語を学び始めるのは小さいうちのほうが良いと言われるのは、このためです。

早すぎる英語教育の「デメリット」

しかし、「いつから始めるか」ばかりに注目してしまうと、思わぬ落とし穴も・・・
挙げられるデメリットとしては、

日本語が確立しないうちに英語を学ぶことで、脳に混乱を招き、日本語の習得が遅れてしまうという人もいます。 また、こどもが動機を持たないうちに英語の勉強を始めることにより、英語に対する苦手意識が生まれることも。こどもが一度苦手意識を持ってしまうと、その後に楽しい印象へ転換することは、なかなか難しいかもしれません。

では、これらのデメリットを回避するにはどうしたらよいでしょうか？

早すぎる英語教育の「デメリット」を回避する方法

＜年齢期に合わせた英語学習のポイント＞

0～1歳期

脳が爆発的に発達する0～1歳期は、会話の中で楽しく自然に英語に触れることが大切。 楽しいコミュニケーションの一環として触れることで、自然と英語の音やリズムを吸収できます。
この時期の子どもは、聞いた音をそのままコピーできる能力を持っています。ネイティヴスピーカーの英語や歌をたくさん聞くことで、日本語にはないLとRの音を聞き分けることもできるようになります。

2～3歳期

ぐんぐん活動的になってくる2～3歳期であれば、ダンスやゲームなどで体を動かしながら英語に触れることで、飽きずに楽しく吸収することができます。
大きくなってくると、英語を話すことに少しずつ「照れ」が出てしまいますが、この頃であれば遊びの一部として英語と関わることで、どんどん英語を身に付けることができます。

4～5歳期

さらに、日本語での会話力も確立し、思ったことを表現することができるようになる4～5歳期には、「話したことが伝わった！」という喜びを感じられることが大切。この時期に会話のキャッチボールをたくさん経験することで達成感を味わうことができ、英語を学ぶ楽しさが一段と高くなります。また、文字への興味が出てくる時期になるので、アルファベットの読み書きを始めるのにも適した時期です。

【まとめ】幼少期からの英語学習を成功させる秘訣

これまで述べてきたことをまとめると、英語を習得するポイントは「なるべく長時間、飽きさせずに楽しく英語に触れさせる」ということです。

始めること、学ばせることだけに必死になってしまうのではなく、親子で一緒に遊ぶという楽しい気持ちで英語に触れていくことができれば、いつの間にか子どもの英語力が親を超えていた…と感心する日が訪れるのもぐっと近くなるはずです。

とは言っても、「日々の家事や仕事が忙しくて、そんな余裕が持てない」というパパやママには…

脳の発達に合わせた英語教育と言っても、自分では自信がないし、なにより時間を確保するのが難しい、というのが現代社会を生きる親たちの悩みどころ。さらに英語だけでなくスポーツや音楽などの他の習い事もさせなくちゃ・・・
すべての環境を手に入れるのは、経済的にも体力的にも限界がありますね。

生活の一部として自然に英語と長時間関わることができるので、保育園や幼稚園のかわりにインターナショナル保育園を選択する家庭も増えてきています。
預けている間、親たちは家事や仕事はもちろん、親自身の自己啓発やライフワークに時間を割くなど、心に余裕をつくることができるのも魅力です。