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英検®対策は何をどの順でやる?級共通の勉強法と計画の立て方

英検対策は何をどの順でやる?級共通の勉強法と計画の立て方その他コラム

こんにちは、英会話スクールNOVAです。英検®対策は、まず受ける級を決め、過去問を1回分だけ解いて現在地と合格ラインの差を測るところから始まります。級が変わっても対策の骨格は共通しているので、順番さえ間違えなければ独学でも力は積み上がります。まずは英検®対策の総合ガイドで級別対策を確認しておくと、級ごとの違いもつかめます。

英検®対策は何から手をつける?最初の2ステップ

級を公式の推奨目安で決めてから、公開3回分のうち1回分の過去問を時間を計って解き現在地を測る2段階の手順図
教材選びより先に級決めと測定を置く順番。級の推奨目安と過去問の公開回数は日本英語検定協会の公表値に基づく

英検®対策は、受ける級を決めてから過去問を1回分解き、現在地と合格ラインの差を測る順番で始めます。英検®には5級から1級まで8つの区分があり、級ごとに推奨目安が公表されています(日本英語検定協会)。級を先に固定しないと、必要な語彙量も練習の配分も決まりません。

受ける級はどう決める?

級選びの起点になるのが、公式が示している推奨目安です。3級は中学卒業程度で高校入試レベル、2級は高校卒業程度で大学入試レベル。学校の学習範囲とほぼ重なるため、いま学んでいる範囲の1つ上の級が仮の目標になります。

級は「実力が届いてから受けるもの」ではなく「そこへ向けて逆算するための目印」として扱うと計画が進みます。届いてから受ける発想では受験日が決まらず、学習の締め切りも生まれません。迷ったら全級レベル早見で現在地に近い級を選べます。

最初に過去問を1回分解いて現在地を測る

級を決めたら、次は過去問1回分の通し受験です。英検®の公式サイトでは、級ごとに過去1年(3回分)の問題冊子・リスニング音源・解答が公開されています(日本英語検定協会)。時間を計って辞書なしで解けば、どの技能がどれくらい足りないかが数字で見えてきます。

この最初の1回は、勉強の一部ではなく「測定」として扱うのが有効です。教材を買い足す前に1回分の過去問で現在地を測るほうが、結果として近道になります。足りない技能がわかって初めて、買うべき教材も決まります。

合格ラインはどこ?英検®CSEスコアの基準から考える

3級・準2級・2級の一次合格基準スコアと二次のスピーキング基準スコアを別パネルで並べ、点数が持ち越せないことを示した比較図
一次(3技能合算)と二次(スピーキング単独)は別基準で、左の点数は右に持ち込めない(出典: 日本英語検定協会)

英検®の合格基準スコアは級ごとに固定されていて、一次試験は3級1103点・2級1520点と毎回変わりません。合否は受験者どうしの比較ではなく、この基準に届いたかどうかで判定されます(日本英語検定協会)。対策も「平均点を超える」ではなく「基準まであと何点か」で考えると具体化します。

一次は、3級以上ならリーディング・リスニング・ライティングの3技能、4級・5級ならリーディングとリスニングの2技能の合算判定。配点はおおよそ均等に置かれているため、合格基準スコアを技能数で割れば1技能あたりの目安が出せます。

級一次の合格基準スコア判定に使う技能数1技能あたりの目安
1級20283約676
準1級17923約597
2級15203約507
準2級プラス14023約467
準2級13223約441
3級11033約368
4級6222約311
5級4192約210

一次試験の合格基準スコアと、技能数で割った1技能あたりの目安。日本英語検定協会が公表する合格基準スコアを技能数で割った単純平均をNOVAが算出したもので、技能別の実際の配点を示すものではありません(2026年8月時点)

一次と二次は別々の基準で判定される

見落としやすいのが、一次と二次で基準が独立している点です。二次はスピーキングのスコアだけで判定され、合格基準スコアは2級460点、準2級406点、3級353点。一次でどれだけ高得点を取っても、その貯金を二次に持ち込むことはできません。

この構造は「筆記の対策と話す対策は別会計」と捉えると分かりやすくなります。一次の直前まで読み書きだけを詰め込むと、合格発表から面接まで残るのは数週間程度。一次対策の期間中も、週に一度は英語を声に出す時間を確保しておくのが現実的です。

1技能あたりに必要なスコアの目安

技能単位で見ると、対策の優先順位がはっきりします。たとえば2級は1技能あたり約507点が目安で、読む・聞くで基準を上回っていても、ライティングが極端に低ければ合計1520点に届きません。1技能でも大きく欠けると、他が良くても一次の合計が基準を下回ります。

得意技能の上積みは合計への寄与が小さく、苦手技能の底上げは同じ勉強時間でも伸び幅が大きくなります。基準を下回る技能から1つずつ持ち上げる順番が有効なのは、このためです。2級そのものの難易度は英検®2級の対策で確認できます。

要点: 英検®の合格基準スコアは級ごとに固定で、一次は技能の合算判定。他の受験者と競う試験ではなく、動かない基準に自分を届かせる試験です。

級を問わず効くのは4技能で役割を分けた勉強法

2024年度リニューアルで1級41→35問など選択式設問が減り、英作文が対象の5つの級で1題から2題に増えたことを示したグラフ
選択式の設問が減った分だけ発信側に配点が寄った。設問数と英作文の題数は日本英語検定協会の公表値

級が変わっても勉強法の骨格は同じで、語彙と文法を土台に、受信技能と発信技能を別の方法で鍛えます。英検®は3級以上で読む・聞く・書く・話すの4技能を測り、一次はそのうち3技能の合算判定。技能ごとに効く練習が違うため、同じ勉強を全部に当てても伸び方に差が出ます。

層含まれる力やること伸び方の特徴
土台語彙・文法出題範囲の語をまとめて覚え、文の型を確認する積み上げた分だけ全技能に効く
受信リーディング・リスニング時間を計って量をこなし、処理速度を上げる自己採点できるので独学と相性がよい
発信ライティング・スピーキング型を決めて書き、声に出して人に直してもらう訂正がないと自己流のまま固まる

英検®対策を土台・受信・発信の3層に分けたNOVAの整理

土台になるのは語彙と文法

どの級でも最初に効くのが語彙です。足りないと長文の内容が取れず、音が聞こえても意味が結びつかず、作文でも言葉が出てきません。語彙は4技能すべての共通コストで、ここを削ると他の練習の効率まで落ちます。

文法は、覚える量を増やすより「型として使える状態」にするのが目安。英検®のライティングは意見を述べてから理由を並べる構成なので、比較・理由・条件を表す形を自分の言葉で書ける必要があります。文法は正誤判定で終わらせず、覚えた形で1文つくるところまでを1セットにすると定着します。

読む・聞くは量とスピードで伸ばす

リーディングとリスニングは正解・不正解を自分で判定できるため、独学でも精度を上げやすい技能です。中心になるのは量とスピードで、時間を計って解く習慣がそのまま得点につながります。知らない語で止まらず前後から意味を補う読み方に慣れると、初見のテーマでも失点しにくくなります。

リスニングは放送が原則1度きり。まず内容をつかむために聞き、次にスクリプトを見ながら音と文字を突き合わせると、聞き取れなかった原因が語彙なのか音の変化なのかを切り分けられます。この切り分けができれば、次に練習することは自動的に決まります。

書く・話すは訂正してくれる相手がいて伸びる

ライティングとスピーキングには、受信技能と同じやり方が通用しません。書いた英作文は自分では読めてしまうため論理の飛びや文法の癖に気づけず、面接の受け答えも、頭でわかっていることと口が動くことが一致しません。書く・話すは、型を身につけたあと訂正してくれる相手がいるかどうかで伸び方が変わります。

現実的な進め方は、型を先に固めてから相手を確保すること。ライティングは「意見→理由2つ→まとめ」の骨組みを決め、スピーキングは決まった質問への答え方を用意したうえで、その場で理由を足す練習を重ねます。面接に絞った準備は英検®2級の面接対策で扱っています。

2024年度のリニューアルで発信の比重が上がった

対策の配分で無視できないのが、2024年度第1回検定からの問題形式リニューアルです。1級・準1級・2級・準2級・3級で英作文が1題から2題に増え、選択式の設問はむしろ削減されました(日本英語検定協会)。級をまたいだ変更点は次のとおりです。

級英作文追加された問題選択式の設問一次の試験時間
1級1題→2題要約41問→35問変更なし(100分)
準1級1題→2題要約41問→31問変更なし(90分)
2級1題→2題要約38問→31問変更なし(85分)
準2級1題→2題Eメール37問→29問75分→80分
3級1題→2題Eメール変更なし50分→65分

2024年度第1回検定からの変更点を級横断で整理(データ出典: 日本英語検定協会)

この変更は、英検®の重心が「知識の量」から「英語で情報を処理して発信する力」へ移ったサインだと言われています。選択問題の演習だけを積み上げても、増えた発信の配点は取り切れません。読んだ内容を自分の言葉で言い換える練習は、級を問わず必要になりました。なお、この変更で合格基準スコアとCEFR算出範囲は変わっていません。

要点: 級が変わっても、語彙・文法の土台と受信・発信の分業という骨格は変わりません。2024年度以降は3級以上の5つの級で英作文が2題になり、発信側に配分を厚くする理由が制度の側にもできました。

過去問はいつから、何回分使う?

過去問は学習の入口と仕上げで役割を変えて使います。公式サイトで手に入るのは級ごとに過去1年(3回分)。問題冊子・リスニング原稿・音源・解答がまとめて公開されています。分量が限られるぶん、1回目の使い方で得られる情報量が大きく変わります。

1回目は実力測定として、時間を計って解く

最初の1回分は、勉強を始める前に本番と同じ条件で解くのが基本です。時間を正確に計り、辞書やメモを使わず通しで受けると、技能別の得点差と時間切れの場所がそのまま記録に残ります。無料で手に入る公式の過去問は級ごとに3回分だけなので、練習台として消費すると測定用が残りません。

この1回目は「答え合わせ」ではなく、「対策の設計図を描くため」に使う位置づけです。どの技能が基準からどれだけ離れているかがわかれば、勉強時間の寄せ先も決まります。得点そのものより、技能ごとの差と時間配分の崩れ方を記録しておくと、あとから見返す価値が出ます。

2回目以降は復習の設計図として使う

2回目以降は、解くこと自体より復習が中心です。間違えた問題を、語彙・文法・処理速度のどれが原因かに分類すると、次の1週間で練習することが具体化します。同じ1回分を、解いた直後・1週間後・直前期に分けて使い直しても、そのつど拾える課題は変わります。

英作文は、書きっぱなしにすると2回目以降の価値がほとんど残りません。同じテーマで書き直して2つの答案を並べると、型が身についたのか、まだ理由の展開でつまずいているのかを判別できます。

受験機会から逆算して学習計画を立てる

本命の受験日から3か月前・1か月前・1週間前へ課題を割り振り、途中に英検®S-CBTを模擬として挟む逆算タイムライン図
同じ検定回で最大3回受けられるS-CBTを模擬に使い、本命前に結果を数字で残す組み立て(受験機会の条件は日本英語検定協会の公表値、期間配分はNOVAの整理)

英検®の学習計画は、受験日を先に決めてから必要な練習を逆算して割り振ると効率的です。英検®S-CBTは原則毎週土日に実施され、同じ検定回で同じ級を最大3回まで受験できます(日本英語検定協会)。受験機会は待つものではなく、自分で設計できる変数です。

受験方式実施のしかた1日で測る技能同じ検定回での受験回数
英検®(従来型)一次試験の後日に二次試験一次で3技能、二次でスピーキング1回
英検®S-CBT原則毎週土日(級・地域により異なる/一部エリアは平日も)1日で4技能すべて同じ級を最大3回まで

受験方式ごとの受験機会の違い(データ出典: 日本英語検定協会)

従来型と英検®S-CBTの使い分け

英検®S-CBTは、問題形式や難易度、級認定、合格証明書の発行、英検®CSEスコアの取得まで従来型と同じ扱いです。違いは受験の形式と日程の柔軟さ。1日で4技能が完結するため、二次試験のために別日を確保する必要がありません。

この違いは、実力を測る回と本命の回を分けられる仕組みとして使えます。従来型の検定日を本命に置き、その手前でS-CBTを1回受けておけば、本番と同じ形式の通し練習ができ、結果も数字で残るのが利点です。

受験日から3か月・1か月・1週間前の配分

受験日が決まると、逆算の枠も決まります。目安は、3か月前が語彙と文法の土台づくりと受信技能の量、1か月前が英作文の型と時間配分、1週間前が過去問の解き直しと音読。受験日を決めないまま勉強を始めると、いつまでに何を仕上げるかが決まりません。

逆算の起点は「実力が足りたと感じたとき」ではありません。感覚を起点にすると締め切りが動き続け、発信技能の練習が後回しになるためです。受験日を先に押さえると、そこから毎週やることが自動的に決まります。

独学で足りる?講座・スクールとの使い分け

読む・聞く・語彙は独学で仕上げやすく、書く・話すは採点してくれる相手がいるかどうかで精度の上がり方が変わります。2024年度から3級以上の5つの級で英作文が2題になり、この差はいっそう表れやすくなりました。技能ごとに独学と外部を使い分ける前提で計画を組むと、費用も時間も抑えられます。

技能独学との相性理由
語彙・文法高い正誤が明確で、市販教材とアプリで完結する
リーディング高い過去問と解説で自己採点できる
リスニング中自己採点はできるが、聞き取れない原因の切り分けに慣れが要る
ライティング低い通じるかどうかを自分で判定できない
スピーキング低い相手がいないと発話の機会そのものが作れない

技能ごとの独学との相性についてのNOVAの整理

独学で伸ばしやすい技能・伸ばしにくい技能

独学で完結しやすいのは、土台と受信側です。語彙・文法・リーディングは正誤が明確で、市販教材と過去問だけでも到達度を確認できます。逆にライティングとスピーキングは、できたつもりと実際に通じるかどうかがずれたまま固まりやすい技能。時間をかけた割に基準へ届かないこともあります。

外部の講座やスクールを検討する価値が大きいのは、ライティングとスピーキングに絞ったときで、4技能すべてを外部に任せる必要はありません。語彙と読解を自分で進めながら発信技能だけ訂正してもらう形にすると、費用に対して得点の動きが見えやすくなります。

発信技能は相手がいて初めて練習になる

一般に、英検®対策は単語帳と過去問を独学で回せば十分だと言われがちです。ただ、現行の学習指導要領が求める「4技能5領域」——話す力を"やり取り"と"発表"に分ける考え方——を前提にすると、独学だけでは埋めにくい部分が残るとも言われています(NOVAバイリンガルKIDS 英検®対策)。やり取りは相手がいなければ成立せず、発表も聞き手がいなければ伝わったかを確かめられません。

だから駅前留学NOVAは講師を全員外国人に統一し、グループレッスンは講師1人に生徒最大4名まで。一人ひとりが英語を話す時間を確保しています(NOVAの自慢)。英検®対策としては、5級から2級までのLIVE対策講座「英検®チャンネル」と、ネイティブ講師とのマンツーマンによる英検®対策レッスンを用意し、受験日に合わせた短期集中でも受けられます。英検®の準会場登録校舎もあり、通っている校舎でそのまま受験できるケースもあります。

公式サイトには、NOVAバイリンガルKIDSに通いながら10歳で英検®2級に合格した受講者の事例が、利用者の声として掲載されています(NOVAバイリンガルKIDS 英検®対策)。個別の事例なので誰にでも同じ結果が出るわけではありません。お子さまの英検®対策を検討している場合は、NOVAバイリンガルKIDSの無料体験レッスンから申し込めます。駅前留学NOVAは月10,000円〜(税込11,000円〜)の月謝制で、2026年8月時点の公表額です(NOVAの料金プラン)。プランや校舎により異なります。NOVAスコア(100項目の診断)で得意・苦手を確認してから、対策の配分を決められます。

よくある質問

Q. 英検®対策はいつから始めればいいですか?
受験日を決めた時点が開始点です。語彙と文法の積み上げに数か月、英作文の型づくりと時間配分の調整に1か月程度が目安。英検®S-CBTは原則毎週土日の実施なので、開始が遅れても受験日を後ろへずらすより、直近の回を実力測定に使って本命へつなぐほうが調整しやすくなります。

Q. 英検®の過去問は何年分解けばいいですか?
公式サイトで公開されているのは級ごとに過去1年(3回分)です(日本英語検定協会)。市販の過去問集を使えば当たれる回数自体は増やせますが、回数を増やすことより、1回分を「実力測定」「間違いの原因分類」「直前の解き直し」と用途を変えて使い切るほうが、得られる情報は多くなります。2024年度第1回以降はリニューアル後の形式で、英作文2題の練習にも使えます。

Q. 一次試験に合格して二次試験で不合格だった場合、また一次から受け直しですか?
1級から3級については、一次に合格して二次を棄権または不合格になった場合、次回以降の申込時に一次試験免除を申請すれば二次から受けられます(日本英語検定協会)。従来型で取得した免除資格は英検®S-CBTでも利用可能。二次で届かなかった場合は、次の回でスピーキングだけに集中できる仕組みです。

英検®全体のロードマップや級別の対策をもう一度たどりたい場合は、英検®合格ロードマップハブへ戻ると全体像から確認できます。

まとめ

英検®対策は、受ける級を決めて過去問1回分で現在地を測り、合格基準スコアとの差を技能単位で埋めていく順番で進みます。押さえておきたいのは3点。①合否は級ごとに固定された基準への到達で決まること、②2024年度から3級以上の5つの級で英作文が2題になり発信側の配分が重くなったこと、③受験日を先に決めれば毎週やることが逆算で決まること。公式サイトから過去問を1回分だけ入手し、時間を計って解くところが出発点になります。

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